デビル (2010/09/17) 監督:John Erick Dowdle 原案:M. Night Shyamalan 出演:Chris Messina, Logan Marshall-Green, Geoffrey Arend 時間:80分 ★★★☆☆ Amazonで詳細を見る |
『デビル』は、『シックスセンス』や『サイン』で有名な M. Night Shyamalan 制作・原案のサスペンス・ホラー。
高層ビルのエレベーターに閉じ込められた顔も知らない5人の男女。一人死に、また一人死んでいくというありがちな展開ながら、全編にわたる張り詰めた空気で息つく暇なくラストまで進行していく。
またクレジット表示がされるオープニングの、不穏なサウンドと反転した画像が、感じたことのない不安感と居心地の悪さを感じさせる。
あらすじ
フィラデルフィアの高層ビルで起こった自殺。一見事件性などないように思えるものだったが、落下した後に事故現場の特定を遅らせるような何かの介入の痕跡があった。そしてその遺書らしきものには、何かを恐れているような正気を失ったような記述がある奇妙なものだった。
同日の同ビルにおいて、偶然乗り合わせたように見える5人が乗ったエレベータが突然停止する。その5人は、昨日派遣で入ったばかりの黒人の警備員、身なりの良い美人、軽い調子の営業マン、整備工の男に、くたびれた中年の女。
原因も分からず停止したエレベータにビルの管理者も対応するが、一向に復旧する様子はない。管理者とエレベータの通話も管理者の声は聞こえるが、エレベータの声は管理ルームに届かない。携帯も繋がらない状況で、時が経つにつれて5人は不安定になっていく。
そして突然消えるエレベータ内の照明。それが再び点いたとき、女は血を流し、その腹には噛みつかれたような傷ができていた・・・。
感想
ラストのどんでん返しを売りにした作品ながら、その終焉は凡庸。しかし80分という短さで、退屈することなくあっという間に終わる。ただ、「期待して期待して、これか・・・」という感じは捨てきれない。スポンサーリンク