ムカデ人間 (The Human Centipede (First Sequence))

ムカデ人間
(2009/08/30)
監督: Tom Six
脚本: Tom Six
出演: Dieter Laser, Ashley C. Williams, Ashlynn Yennie, 北村昭博
時間: 88分
★★★☆☆
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オランダ制作のトム・シックス監督による『ムカデ人間』は、ムカデ人間作成を夢見る外科医の話で、とにかく悪趣味なエログロサイコホラーである。

本作はムカデ人間シリーズ全3作の1作目。こんな映画が3作もでてしまうなんて正直世も末だが、なかなか日本で話題になった作品。

トム・シックス:デヴィッド・クローネンバーグやデヴィッド・リンチ、また日本のホラー映画に強く影響を受けたという、オランダの映画制作者・監督。【Wikipedia: The Human Centipede (First Sequence)



あらすじ

アメリカからのヨーロッパへの旅行者であるリンジー(Ashley C. Williams)とジェニー(Ashlynn Yennie)は、遊びに出ようとレンタカーでホテルを出る。しかしそこは見知らぬ地、2人はたちまち迷い、さらに車がパンクするという事態に陥ってしまう。

携帯も繋がらず、2人は歩いて民家を探し始める。ようやく見つけたその家はヨーゼフ・ハイター博士の豪邸。中に通された2人はタクシー会社への連絡を頼むが、睡眠薬を入れた水を博士に飲まされ、2人は気を失ってしまう。

リンジーとジェニーが目覚めるとそこは博士の家の地下室、そして2人はベッドに拘束されていた。その部屋にはもう一つのベッドがあり、そこには白人の肥えた男が捕まっていた。しかし男は博士に不適合と言われすぐに殺されてしまう。

そしてその後、もう一人の男が連れて来られる。その男はカツロー(北村昭博)という日本人の若者で、以前のように殺されることはなさそうだった。そして博士は、3人の行く末を語り始める。

ヨーゼフ・ハイター博士は、シャム双生児の分離手術などで名のある外科医だったが、彼には夢があった。それは人間の口と肛門を結合したムカデ人間を作ることだった。

そしてそれを聞いた3人は恐怖に絶叫、激しく抵抗するが、麻酔薬を注射され眠りに落ちてしまう・・・。


ネタバレ注意

こうして3人は結合されてしまいます。完成したムカデ人間は、カツローが先頭、リンジーが中央、そしてジェニーが後尾です。その結合は単純な外科的なものなので、各人意識があり、腹も減れば、出したくもなります。

そんなシーンが本作にはあるのですが、うかつに想像してしまうと、かなりの嫌悪感におそわれるので注意が必要です。


感想

という悪趣味の極地とも言うべき作品ですが、カツロー効果かどうかわかりませんが、日本で結構人気があります。

実際カツロー役の北村昭博は本作の準主演というほど大活躍し、高く評価され、有名な海外ドラマ『HEROES』に抜擢されています。【ウィキペディア:北村昭博

でも私には、カツローの日本語のセリフな何だかわざとらしくて、ちょっと冷めましたけど・・・。
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